はにをが、が混在すると(2)

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はにをが、が混在すると(2)

例題 A 俺は母が買ってきたケーキを食べようとしたが、兄に食べられた。 これは一人称であり、現在自分に視点がある状態。 つまり、主観。 ──これを客観的に語る場合。 1 母が買ってきたケーキ(これはどういう状態か? を指している) 2 兄に食べられた(これは状況を示している) つまり1の”母が”はケーキとセットになっており、現場にいるわけではない。 なので、兄と俺の立場を入れ替えることで、客観的な状況へ変わる。 B 兄は母が買ってきたケーキを、俺に食べさせなかった。 一人称なので、客観的ではある。 少しややこしいが、自分(俺)が中心で主語が変更になる場合。 A 受動(俺が何かされる) B 能動(兄が何かする) という意味合いの文になる。
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