主人公 ~物を売る-副店長になるまで~

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店を去る日が来た。 「もう戻って来ちゃだめよ!」 「頑張ってね!」 「身体に気をつけて」 パートさん達が声をかけてくれている。 皆が見送りに出てくれている真ん中に立つ相澤君がいきなり声を上げた。 「早坂佳美!ふっか~つ!ばんざーい!」 皆の拍手に送られ店から一歩踏み出した。 ♪私の人生の中では私が主人公♪ 頭の中であのメロディが流れている。 これからまた、私の新しい物語が始まる。 完
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