1悪役令嬢の息子、故郷へ帰る。

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1ー4 オークの餌食ですか?  「1週間なんて短すぎるし!」  俺は、おっさんに向かって叫んだ。  「俺は、死にたくもないんだよっ!」  「いや、みなまで言うな」  おっさんは、俺の両脇を固めている2人の男たちに命じた。  「この罪人が暇をもてあまして悪事を働かぬように服を剥いだ上でオークの巣に放り込むように」  はい?  俺は、信じられないものを見るような目でおっさんを見上げた。  オークって何?  なんですのん?  教えて、クークル!  「「はっ!」」  男たちは、俺の着ているTシャツを両方から引き破り俺の体を暴いた。  マジでか!  「ちょっ!冗談は、やめっ!」  「お前たち、情けはかけるなよ」  おっさんが冷酷に命じた。  「ふん。まあ、オークの巣に放り込まれればどうなるかは火を見るよりあきらかだがな」  「ど、どうなるってんだよ?」  俺は、びびってるのを隠して強気にきいた。  おっさんは、にっこりと微笑んだ。  「何、オークと言う生き物のこと、知らないのか?セツ」  俺は、激しくヘッドバンギングした。  おっさんは、少し考え込んでから言い放った。  「お前は、これから死ぬまでの1週間の間、オークの性の奴隷となるのだよ、セツ」  はい?  俺は、思わずへなへなっとその場に座り込みそうになった。  性奴ですと?  「大丈夫、だ」  おっさんは、大人の余裕の笑みを浮かべた。  「オークは、お前を犯して楽しんでいる間はお前を殺しはせん」  いや、そこじゃねぇし。  俺は、魂のシャウトした。  「ちょっと待って!俺、男だし!どうせ、死んじゃうなら静かに逝かせて!」  「ああ?」  おっさんは、不満げな声をあげると物分かりの悪い子供に言い聞かせるように俺に答えた。  「それがどうしたっていうんだ?」  「どうしたって・・」  「安心しろ。オークは、穴があれば棒でも犯すような連中だがその体液には誘淫効果があるから、すぐにお前も楽しめるようになる」  はいぃっ?  唖然としている俺におっさんは、言いやがった。  「死ぬ前にせいぜい楽しむんだな、セツよ」  何を楽しむ要素があるってんだよ?  俺は、半裸で2人の男たちに引きずられながら叫んだ。  「いや、だっ!助けて!誰かっ!神様っ!!」  「無駄、無駄、無駄!」  おっさんがくっくっ、と低い笑い声をたてた。  「お前はこれからオークに死ぬまで弄ばれ、犯され続け、そして、私の使い魔を産み落として死ぬのだ!せいぜい絶望して死ぬがいい、セツ・グレイアム!」  マジでか?  俺は、長い廊下を引きずられていきながら理不尽さに憤っていた。  
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