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帰り、校門近くで影野含む陰キャ軍が並んで帰っていると、その中で1人の男子が呟いた。
「オレさ、百合華様に告白しようと思ってんだよね」
「いや、お前やめとけよ!」
「え、なんで?」
「お前、ゆりゆりのこと何も知らねぇな!ゆりゆりは基本的に男に興味無いし、今まで告白してOKしたこと一度もないんだぞ!」
「え、男に興味無いの?媚び売ったりしないの?」
影野は思わずそう聞いた。
「おう、媚なんて絶対売らないし、基本的に塩対応されるぞ。」
影野は体が固まった。
「お前、どうした?」
「……やってしまったかもしれない。」
影野は急いで帰り道を走り出した。
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