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「え…あ…」
三角さんは、次は目を見開いている。
怖い…。
「おかしいでしょ?こっちだけ傷つくなんて。麗華さんも傷をつけてよ。三角の」
「嫌よ!!」
「…じゃあ、付き合うの止めたっ」
「あっ、それは」
「三角が欲しいんでしょ?俺と結婚したら名字あげるよ。三角麗華になれるよ」
三角…欲しい、欲しい、欲しい…。
私は、カッターを受け取り左腕に刃を当てた。
「へぇ、本当に…三角付けたんだ」
痛い、痛い…私は今まで、こんな痛い事を男の人に頼んでいたんだ…。
「あの、三角さん…これで」
「うん、麗華さん、結婚しよう」
「はいっ!!」
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