2、三角女

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「え…あ…」 三角さんは、次は目を見開いている。 怖い…。 「おかしいでしょ?こっちだけ傷つくなんて。麗華さんも傷をつけてよ。三角の」 「嫌よ!!」 「…じゃあ、付き合うの止めたっ」 「あっ、それは」 「三角が欲しいんでしょ?俺と結婚したら名字あげるよ。三角麗華になれるよ」 三角…欲しい、欲しい、欲しい…。 私は、カッターを受け取り左腕に刃を当てた。 「へぇ、本当に…三角付けたんだ」 痛い、痛い…私は今まで、こんな痛い事を男の人に頼んでいたんだ…。 「あの、三角さん…これで」 「うん、麗華さん、結婚しよう」 「はいっ!!」
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