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「麗華~見て見て!?」
同じ美容室で働いている友達の萌理(もえり)が走って近付いてきた。
「あ、おはよう萌理。どうしたの?そんな勢いよく…」
見ると手に小さな箱を持っていて、「これあげる!」と渡された。
「ありがとう。開けてみていい?」
「うん!」
私は、早速開けてみると中身は、
「イヤリング?しかも…」
「麗華この形好きなんでしょ?」
しかも…しかも…
形は、私の大好きな三角形。
「うんっ!!しかも私の好きな黄色だし!!ありがとう~萌理ー!!」
私は嬉しくてその場でジャンプをすると、耳に付ける事にした。
「良かったぁ~気に入ってもらえて。ねぇ、明日空いてる?」
鏡を見てイヤリングを付けながら「え~何?」と言う。
「また合コンがあるんだけど、麗華行かない?てか、この前の人振ったんでしょ?」
「あーうん。だって私の理想ではなかったんだよねー。あ、出来たっ。見て、似合う?」
「あ、似合う~!!麗華の理想って高いんじゃないの?この前の人結構イケてたのに~」
「まぁまぁ、明日行くから!!」
私は、長い髪を一つに束ねて美容室に入った。
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