3月下旬

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 3月下旬

もうすぐ年度末だなんて信じたくない 春休みは大人は休みではないし、なんなら通常業務に加えて退職者やら入職者やらで、自分のキャパシティーが、あれですわ。ええ。 長いこと会ってない友達と、5月にはランチしたいね なんて言いましたし。コロナもやけど、四月を既に諦めてるあたりがもう母親業ベテランではないの私たち。 そんな私を打ち砕いた、次男が持って帰ってきたお道具箱。 という名のカオス。 だいたい蓋がテープで貼ってあるあたりでヤバい。 ヤヴァい。 封印を解いたら、中には押し込まれた工作、紙製の虫のオブジェ もちろん外もボロボロ。 まだ使うのよ? 長男!きれいに使ってたのに男子はこれだから!って思っててごめんねー! 筆箱も六年生まで使い続けて、ランドセルもきれいに使ってたし。 過去のことで誉められて え?なに?ってなってる中2。 次男、お前のランドセルは鉛筆を食べる呪いでもかかっとるのかー!!!! どんだけ削りカスが出てくるか。 その横で娘が自分のお道具箱を並べてきて (お道具箱の声色で) 「私あんな風にされるのかしら(ぷるぷる)」←これも言ってる 「あなたは女の子のお道具箱だから大丈夫よ。名前シールも可愛いし」 (一人二役) 自分で!色鉛筆に!一本ずつ名前シールを貼ってくれる これは女子とか、末っ子とかそういうジェンダーとかフィルターとか、親が意識を変えないといかんとダメだと最近見ましてね。 女子すげえ! と言ってしまいたくなるんですが、そうではなく。 上の子と比較してあれこれ言うのも、自分が子供時代に嫌だったので、自制したいところ。 よってうちでは(私と旦那の間では) 娘がなんかすごいときには すげえ! 転生何回目よ! 前世漏れてる! 良くできたお子さんで! アカシックレコード見ちゃった!? 等と言う、感嘆符を定番としております。 長男は ああああ この子可愛いいいい! 息してるだけで可愛い! 産んでくれてありがとう! ってキュン死にしてます。
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