7月下旬

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きもの文化検定というものがありまして。 受けてみようかなと前から思っていて、去年からぼちぼち過去問をやってみたりしています。 合格すると京都でのイベントや、割引があるそうです。 着付けに関してなど、設問が微妙なものもありますが。 そこで、松竹梅は中国伝来のものだとありました。 吉祥文様のうち、日本由来のものと中国由来のものがあります。 熨斗、貝合わせは日本 松竹梅、鶴は中国伝来 でも松竹梅も鶴も日本に入ってきて日本の意匠になってから長いから、実際の着物には日本風の使われ方をしていると思うんですよ もし実際の着物を並べてクイズ形式で出されたら迷います。 以前、テレビでマナーの番組で着物の格についてのクイズがありました。 ものすごく的外れというか、変なマナーでした。 着物好き界隈が荒れてました。 竹は吉祥文様とされているけれど、それ以前の日本ではどうだったかわかりません。 身近なものほど側面を知るので、清いものと忌まれるものは表裏一体だったり。 その辺が物語にも取り入れられるのかなと思います。 いろいろな経験を積むと、それまでの本からの知識が正しいとは限らないなと思うことが増えました。私が元々好んでいた民俗学分野が著者の仮説をもとに事例を集めていたり、世代的な偏見もあったりして、歪んだままで本に込められています。 その歪みも懐かしく面白いのですが、 絶版になったり、科学的に否定された説とかもう浮上してこないんだろうなと思うと、捨てられないですね。記憶の雑味のような。
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