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気がついたら綿の種を買おうとしていました
危ない危ない。
国内自給率が0%だったそうです。
輸入に頼っていたそうで。
東日本大震災のあと、塩害に強いということから栽培されたり、国内の綿、和綿の復活プロジェクトというものがいろいろな場所で行われていました。
オーガニックコットンや安全面もですが、新疆ウイグル自治区のように人権侵害の問題もあるので。
何もかもを変えるという選択はできないけれど、手の届く範囲で知るというのは貴重な体験です。
綿の種を取り出したり糸紡ぎをしたり織物をしたり、やっぱり手を動かせば本を読んでも知識の理解が捗る気がします。
仕事にすると、発見にいちいち驚かず無の境地になるんだと思いますが。そうでなければイレギュラーに気づくことが遅くなるような。
素人だから楽しめることもありますね。
兵庫県の播州織の見学ツアーに参加したことがあります。播州織は先染めの機械織りで発展しました。薄くて色鮮やかなショールが最近は人気です。色合いが何通りもあって、選ぶのが難しい。
そのショールで有名な
玉木ニイメ
というブランドがあります。
デザイナーの玉木ニイメさんが播州織に惚れ込んで移住して工場を買い取って
そこからオシャレな店舗と工場、あとは綿花栽培、畑やヤギ飼育
カフェ
そんな感じで、織るだけじゃない、売るだけじゃないという 理念を感じるツアーでした。
工場の裏手に無造作にドライフラワーが吊ってあるだけでなんでしょうね、このナチュラル感。
我が家で真似したら呪術みたいになる予感しかしません。
そのあとは織物祭りで、めちゃめちゃ布を買いました。あちこちの工房から二級品が安売りでした。
そこで60メートル5000円のグレンチェックの布を買わなかったことを後悔しました。
ひよってしまいました。
まだまだだな、私。今年はキャリーバッグで行きましたが、来年は布を担いで帰るつもり。ロールのまま。
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