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 ある良家の女性、社会主義の活動家をしている。そんな女性の人生の一端を描いた作品。あるものは政党内での権力争いに破れ、あるものは女性の活動を非難し、あるものは世界に絶望して自殺を選ぶ。女性自身も恋した男性にふられながらも活動家としての道を選んでいく。  なめらかに話が進んでいくというよりは、この場面この場面とさまざまな景色が切りかわっていく小説でした。目まぐるしく変化する時代が主人公みたいに感じました。
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