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 ある男性、叔父の遺言に頭を悩ませている。叔父は六つの都市からひとつを選べ。それが当たっていたら五万ドルの遺産をやろうといった。ヒントは唯一無二の東だと。男性は考えるが、決定的な答えにたどり着かない。そこで友人に相談をする。友人たちは六つの都市に関するうんちくを披露しながら推理をするが、やはりこれといった答えは出ない。そこで友人のひとりがかつて東○○西○○に別れていた都市がある。この国で東○○という名がついたのは歴史上その都市だけだ。それが答えだろうと、みなが納得する結論を出した。  六つの都市に関するうんちくが目玉の話でしたが、うんちくをそのまま書くと長くなるのでここでは書けませんでした。うんちくだけで小説が成りたっているような話でした。知識は正義ですね。
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