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 死体保管係の男、死体から金品を盗む常習犯である。そんな男がセレブの遺体から抜きとったのは指輪だった。それもただの指輪ではない。五十七秒時間を戻せる指輪だ。男はその指輪の力に気づくと、よからぬことに使いはじめた。五十七秒のあいだならどんな犯罪をしてもなかったことになる。金持ちの女性に取り入ったり、通行人の首を絞めたり、元来の残酷な性格と相まって男はやりたい放題だった。そんな男が飛行機に乗った。機内でも指輪を使って遊んでいると、突然屋根が切りさかれた。大空に放りだされる。しばらくなにが起こったのかわからなかった。事故だ。男は気づいて指輪を使う。しかし、すでに一分以上がすぎていた。男は宙に浮いている。はるか下には海面が待っている。男は指輪を使いつづけるしかない。死なないために永遠にこの恐怖を味わいつづけるのだ。  便利な指輪を手に入れた男が最後はひどい目にあう話です。話の途中で男がする行為がえげつなくて強烈でした。
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