205

1/1
前へ
/284ページ
次へ

205

 夏の終わり、海岸に座る老人。手持ちの金は小銭がごくわずか。老人はこの季節が好きだった。いままでの人生を振りかえる。そこへ若者たちがやってくる。老人を見て笑う。声をかけられるが、老人は無視して自宅へ帰る。帰宅すると、隣人がスープを持ってきた。強引に押しつけるのでしかたなく受けとる。隣人が帰ると、スープを捨てる。老人は息を引きとった。  老人があらわれて急に息を引きとる話でした。感覚的な物語でした。
/284ページ

最初のコメントを投稿しよう!

13人が本棚に入れています
本棚に追加