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 ある家族、衰退する鉱山の街からはなれることになる。引っ越し当日、街に残る住人たちが家族に冷たい視線を注ぐ。嫌味やたちの悪いジョークを飛ばすものもいた。そのなかで数はすくないが、ちゃんと家族を見送ってくれるひともいた。いろいろな思い出を胸に家族は街をあとにする。  衰退する街からはなれる家族と街に残る住人たち、家族をあたたかく見送るひとのやり取りを描いた話でした。雰囲気で読ませるタイプの作品かと思います。
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