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 ある少年がいた。殺し屋だ。黒い頭巾をかぶっている。少年が子どものころ、担任を抹殺した。逮捕される。数ヶ月後娑婆に出てきた。少年は恋人ができた。はじめての依頼を受ける。難なくこなした。金持ちからの依頼も請け負うようになった。少年は結婚した。仕事も順調だ。子どもには殺しの技術を教えている。少年は老人になった。引退のときだ。少年が引退する代わりに、子どもは立派な殺し屋に育った。  殺し屋の少年の話でした。淡々と物語が進んで、独特の雰囲気がおもしろかったです。黒い頭巾は最後までなぞのままでした。
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