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 ある女性、夫とともに田舎で暮らすことになる。田舎で暮らすにあたって家政婦のようなひとを雇った。正確に言えば向こうから押しかけてきた。はじめは助かっていたが、田舎の勝手がわかるにつれて、この上がりこんだ家政婦がじゃまになってきた。しかし、家政婦は図々しく女性の家に居座る。女性がもう来なくていいとほのめかしても、まるでゆずる気がない。この家政婦をどかすのは女性には無理だった。  家政婦を家から出したい女性と、頑としてゆずらない家政婦のやり取りがつづく話です。図々しい家政婦に、終始女性が押されていました。
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