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5月27日
価格高騰
最近、いや半年前からいろんなものが高くなってきましたね。
自分も消耗品資材の商社で働いていると最近の価格改定はやっぱり以前とは違いますね。
以前は、というか従来の価格改定は原材料費、為替などで価格改定があり安定供給に問題もありませんでしたが、ここ最近は価格改定を受け入れてくれてもしても安定供給は努力しますというメーカーが増えました。
努力しますなら安定供給できるメーカーに切り替えればいいじゃんと考えてらっしゃる方もいると思いますが他メーカーに切り替えても価格は高くなりますし、安定供給は現状でいっぱいいっぱい、新規はお断りです。というところも多いです。
つまり物が手に入らないことがメーカーとして増えてきているということです。
安定供給はメーカーの義務だと言われる方もいらっしゃいますが、世の中は市場原理で動いていきます。
日本がAを100円で買いますと言ってもアメリカや中国、よその国がAを150円で買いますといえば150円で持ってかれます。
なので日本全体として物が買えないのです。
こうなった理由は日本人の給与が増えないことで世界的に購買力が落ちているからです。
安売りがすべて悪いというわけではありませんが一因ではあります。
すでに海外の製造工場では日本向けの製品を受注したくないという工場も出てきているという話を耳にしました。
なんでも価格は安いうえに品質にうるさい。
数量はEUや中国、アメリカ向けより少ない。
簡単に考えれば工場が請け負うメリットはあまりないですよね。
今後、官民一体になって少子高齢化、日本人の所得改善に取り組んでいかないとさらに家計負担を感じることになりそうです。
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