路地 入門 おすすめ

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あなたへのおすすめ欄 ロージー・クワスィ博士著『利己的な路地』 路地と路地に区切られたセルは共生関係にある。 土地という資源を共有するライバルでもある。 路地、セルにお互いのことをどう思うかアンケート調査を実施したところ、路地はセルを路地の間の空間と、セルは路地を単なる座標ととらえており、どちらも相手は「間」だった。取るに足らないものとしていると思われるが、実はどちらも決して土地を征服しつくさないことも分かっている。路地も広がれば路地でなくなる。敵対しながらもお互いがなくてはならない存在だと認めているかのようで興味深い。 地域には環境に応じた均衡が保たれる。人も通れない極めて細い路地があったことも確認されている。 次章からはいくつかの興味深い事例をみながら路地の実態を詳らかにしていこうと思う。 試し読みはここまでだった。 居住空間が球形のポッドである今、路地というものは概念から失われている。路地、か。好奇心のきらめきを捕らえるためカートに入れるボタンを押した。
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