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辞令
「椿美琴警部補、本日より警部に
昇格しHCMTに配属となる」
「はい」
「おめでとう、本当に美琴は自慢の
孫娘だ」
警視総監から辞令書を受け取る。
美琴の祖父である椿信二郎は警察の
トップである警視総監だ。
「じぃちゃん、わざわざ辞令書を
直接渡さなくていいのに」
「孫娘が昇格するんだから直接渡し
たいと思って。まさか23歳で警部に
なるとはね。僕は30歳ぐらいかな」
「私はキャリア組だからね試験もないし。
でもじぃちゃんはノンキャリアで
警視総監まで登り詰めた。
本当に凄いと思う」
美琴に誉められた信二郎は笑みを浮かべた。
自分の息子に警察官には絶対にならないと
言われショックを受けた。しかし美琴が警察官になった事が相当嬉しかったのか警察学校
の入校式から参加していた。
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