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17話 距離
憲一は、案外、落ち着いていた。。。
憲一は、妃香里だけを愛しているから。。
記事? ナニソレ? TV 云わしときなよ。。
憲一は、妃香里が押し潰されそうな気持ちになっている事すら
感じて居なかった。。。
学校に着く。。。携帯をみる。。。 ん?違和感。
今日は、舎弟弁当だから憲一君は何もかも遅かった。。。
妃香里の気持ちの変化に。。。 疎すぎた。。。
そして、、、 部活。。。 あれ?妃香里は?
憲一
「真実!! 妃香里は?何でいないの?」
流石に、、 一言言いたい真実。
「 憲一! ちょっと来なさい!!」
思わず、憲一と呼ぶ 幼なじみの真実。
ちょっとだけ、ドキドキした。。逆襲に。。。
バスケットマン部室に向う真実と憲一
憲一「 なんだよ? どした? 」
真実は深呼吸をした。。。
「 皇さんだよ!! あんた!!どうゆうつもり? 」
雑誌を目の前に翳しながら話しだした真実。
憲一
「 う〜ん。。別に、付きあってない。。
手ぐらい繋ぐよ〜。酔っ払ってたから。。
タクシーにね。 彼女は、乗り物に弱いから。」
真実
「 なぜ?二人で会う必要が? まあ。いいや。
だって、私はけんちゃん(あだ名)の彼女じゃないから!!
だけど。。妃香里を傷付けんな!?
私は あんた達の交際は反対するわよ?!」
憲一
「 妃香里は? 何処にいんのさ。」
真実
「帰ったよ。とっくに!? 」
憲一「 俺も帰るね。 」
真実
「あんたはだめ!キャプテンでしょう?!
しっかり部活は参加しなさい!! 」
偉い叱られた憲一はちょっと引いた。。。
取り敢えず、ルーチンワークを一通りこなして
憲一は妃香里の家に向う。
携帯。電源切ってるし。。
妃香里の自宅に向うと
全員不在。。。。。 仕方がないから夜にまた訪れた憲一。
真紀は、女子会旅行。
憲太郎は仕事。。妃香里は中学時代の友人宅に
泊まる事にした。
暫く、会いたくない。。憲一なんかと会いたくない。。
明日は学校。なので、早朝に自宅に帰宅。
びっくり(・・;) 居るよ。。会いたくない男が。
憲一
「よぉ。 おかえりなさい。」
妃香里はそのまま、、、逃げた。。
何処までも走って。。。
妃香里は走りは得意。。かくれんぼ大好き。
速攻、木の陰に隠れた。。
大通りに出てタクシー🚕を捕まえた。。。。
妃香里は、、、取り敢えず、、また、我が家に
忍び込むように入り。学校へ向かったのだった。
学校に着く。
真実は心配顔。
妃香里は泣きそうになるのを我慢した。。
そして、、、後悔もした。
私が、中学時代憲一を彼氏に選ばなかったのは親友の困り顔が見ていて辛かったから。。。。。
なのに。。流されてしまった!! 失敗した!?
私は、こっち側。。普通の性格で普通に過ごせる。こっち側。
あの、タレント?アイドル?どっちだっていいや。、、、。あっち側。なんだ。結局は、憲一は、、
それが痛いくらいに分かったなら、私は。
自分を掴もう。。勿体無いから。。
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