17話 距離

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ヤキモチ。。。。。こうゆう気持ちが? そう? イマイチ 分からないなあ。。。  悩む気持ちを置き去りにして私は憲一を無視し続けた。 そんな、、ある日の。。。 男子バスケット部顧問=長谷川先生 向う様から云ってきたよ。。。 来月、福廣から練習試合の申し出が在りました。 多かれ少なかれ避けては通れない。。 頑張ってやってみよう!! 遥斗 「 体育館全面使用ですか?」 長谷川 「そんな訳無いでしょう。女子バスは反対側のオールコート使います。」 悠馬 「じゃ、今回は女子バスの誰かは駆り出さ無いんですか?」 長谷川 「いや。手伝うよ。。助け合う事は大切だからさ。 さあ。練習だから!! 」 そんなこんなで練習試合。。 今回は、一年生女子が点数ボードを捲る。。 やって来ました。。ウィンターカップの覇者。 バスを貸し切りにしてやって来た。。 ハーフコートでシュート練習する 福廣の生徒たち。。 私達は、たまたま。福廣側で、シュート練習を していた。。 間仕切りないコート。。ベンチと椅子を 並べて置いてある…。 ど真ん中に点数ボードだ。。。 私は、皆と穏やかな気持ちでシュート練習をしていた。。 瀧 「妃香里!! めっちゃあ。久しぶりぃ。  相変わらず可愛いなあ。。」 星田「 ホンマやあ!! めっちゃ可愛い! 彼氏おる? 」 甲田「お前等、アカンやろ!?監督にシバかれる。。気ぃ付けやあ。 しかし、可愛いなあ。 彼氏おる?」 瀧「居るなら云わんでえ。。エラいショックやからさあ。。 試合前に嫌やん。。」 ガツガツくる。。。 ガツガツと。。。 キタコレ。。 真実 「久しぶりぃ!!まこちゃん。。」 瀧「あらあ。。。まあちゃん!! びっくりしたあ。」 星田「 うわあ。。めっちゃ可愛いやんかあ。 なんやあ。。名前何?」 瀧「 まあちゃんで!! あだ名やから!!」 星田「 まあちゃんね。。後で連絡先教えてぇ。」 真実も相手側がグイグイくるから弱かった。。 「あははははは!! 試合に集中してください」 瀧「複雑やあ〜。。。ミスしたら笑ってくれよ?」 甲田 「ホンマに笑ったらめっちゃ怒るやろ?笑」 瀧 「妃香里とまあちゃんなら許す。。笑笑笑笑笑」 甲田 「妃香里ちゃんってゆうの? 覚えたわあ。。 まあちゃんね。。しっかり覚えたあ。。 (๑•̀ㅂ•́)و✧よし。。試合やる気でたなあ。。」 瀧 「男子校だから女子と話すの久しぶりやで?まあ。。みててやあ。。」 懐かしい気持ちが溢れた。。。 和気あいあいな雰囲気を。心中穏やかではない 二人の男がいた。。  憲一と秀樹だった。 長谷川先生 「 注目!! あっちはあっち!!こっちはこっちぃ!! ビデオで観た。何度も〜。 後は実戦あるのみ!! 頑張ってこい!?」 私は。福廣側で試合を見学していた。。。 女子バスの監督 「学びに繋げましょう!!」だったから。。 私達は。。。試合を兎に角みた。。。 いつの間にか。。どちらも応援する位に熱くなった展開があった。。。 序盤。此方側のスリーがよく決まる。 福廣側でのポゼッション時に憲一達のファールが目立つ。 3Q後半より福廣側に勢いが向いてきた。。 前半のファールが痛い。。我が校チーム 徐々に点差が広がりを見せた。。 4Qより。スリーの応酬。。。我が校も喰らいついてはいるが、、、結果30点オーバーの点差で敗北。  実力を思い知らされた試合。良い試合な方かもな。。もっと開くかもしれなかったから。 合同練習。。 私は正直ハラハラしていた。。 憲一さんが、、、何かしでかさないかと。。。 何事も無く終わった。。 良かったあ。。 私達女子バスも練習は終了。。とっくに終了。。 真実と着替えて体育館入口に来たところに。。 瀧「 帰るの? ひかちゃん。 笑笑笑」 妃香里「 凄い試合だった。。瀧君は本当に、努力してる。それが本当に分かったなあ。。。。。」 瀧「  ありがとう。。ウィンターカップ迄。。 只管練習しまあす。 笑笑笑笑笑 瀧は、大きい手を差し出した。。。握手を。🤝 真実もにこやかに笑っている。。 私も右手を差し出した。。。。。。。。。。 瀧は、妃香里の手を引っ張ると妃香里は身体が前側に倒れ。。。 憲一が妃香里の腰をしっかり握り片手で瀧を押し退けた。。。 周りはびっくり(・・;)。。。 瀧「ったくよ〜。イケスかねぇなあ。全くよ〜」 甲田「お前等。。何してはるのん?アホちゃうん? ひかりんが困っとるやんかあ。。ヤメエ。」 憲一「 瀧!甲田! よく聞いとけ! 妃香里は σ(゚∀゚ )オレの女だから!」 瀧「 はぁ~~よぉ云うわあ。。なあ。妃香里。選べ? σ(゚∀゚ )オレを。。こんなアイドル女のやり枕よりよかろ? 絶対。泣かさへんよ! つーか、 憲一! 妃香里からいい加減離れぇ。」 甲田「 コイツが!!ヘッタクソなドライブやったやん? 爆笑しそうやったわあ。。 女とドライブしてろよ。 ひかりん。 σ(゚∀゚ )オレを選べ。 一緒にアメリカ行こうぜ!」 絶対に離さない憲一がいた。。。 優しく。。抱きしめてくれてる。。嬉しかった。。 気付いちゃった。。。 やっぱり。。憲一が好き。 憲一 「ウィンターカップ!!時間はまだ有るから!! 俺らと当たれよ!! そん時まで、今よりマシになってやる。 待っといて!!」 甲田 「 憲一! お前等が伸びよるなら俺らは更に伸びとるで。。それを頭に入れとけ。。100点ゲーム。  お見舞いしたるわ。。」 秀樹 「上等だよ コノヤロ。。やるわ!?次は、  ウィンターカップな!!」 星田「 勝てるかぁ?何気に。強豪校ばっかりやん?お前等が当たりまくれよ。 てっぺん迄 勝ち上がれよな。。」 秀樹 「勝ち上がるまで、お前等も頑張れよ! 」 国体 ウィンターカップの覇者 福廣。。 素直に帰っていきました。。 憲一は、妃香里の耳に近づくと ( ごめんなさい。。。許して♡。 好きだから。) 泣きたくなるからヤメて。。。 涙目で憲一を見てた。 「先に帰っていい?」 憲一 「迎えに行くから待っといて。。またな。。」   側にいた真実は秀樹と視線を合わせた。 にっこり頷いた真実。。 秀樹はあり得ない位に顔を真っ赤っ赤にした。。 視線を徐ろに外した。。。 真実はクスクス笑っていた。。。 そう。。。秀樹の、、、本命が。。居たのだ。。
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