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第一話
夜になり、空が暗くなったとしても、月明かりを感じさせないくらいの光を放っている街。
ーアラミヤ
この街は、世界でも有数の大都会とされていた。
アラミヤに行けば、大抵のものがある。
そう人々は口々に言ったものだ。
そんな大都会に、とあるひとつの教会があった。
この教会は、アラミヤで帰る場所をなくした子供たちの拠り所でもあった。
この教会の名は、ヒトマル。
経済的に豊かであったアラミヤは、この教会を積極的に支持していた。
そしてこの物語は、ヒトマルで育った少年が、不思議な少年と出会う物語である。
さぁ、君の目で、君の手で、物語を綴ってくれ。
それが君の運命なのだからね。
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