白い箱../赤と青

6/7
前へ
/63ページ
次へ
「眠くなってきちゃった」 とアオイが小さく欠伸をする。 「寝たらいいよ」 「アカツキ、傍に居てくれる?」 「もちろん」 ありがとうとアオイは笑い、目を閉じる。 少しして 「ねぇ、アカツキ」 と再び僕の名を呼ぶ。 「私達、のかな」 「……必要とされなくなった時に、かな」 「……そっか」 この言葉を最後に、アオイは眠りについたようだった。
/63ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加