白い箱../実験 後編

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「……今回の実験では予想外の事が起きたからね。  君自身にも危険が及んでいたから、の事がないようにと」 「心配してるかのように言ってますけど、要は死なないように見張っておけ、って事ですよね?」 「……確かに上からの指示はそうだけれど、自分は心配で」 憐れんだ表情でこちらを見るソイツに苛立ちを覚える。 「そういうのは良いので、早く出て行って貰えますか?人がいると眠れないので」 僕の言葉に男は立ち上がると 「……コレ」 とタオルを渡し、部屋から出て行った。 再びベットへと横になり、タオルを顔に当てる。 ひんやりとしたタオルは気持ちよく、僕は再び眠りについた。
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