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「……今回の実験では予想外の事が起きたからね。
君自身にも危険が及んでいたから、万が一の事がないようにと」
「心配してるかのように言ってますけど、要は死なないように見張っておけ、って事ですよね?」
「……確かに上からの指示はそうだけれど、自分は心配で」
憐れんだ表情でこちらを見るソイツに苛立ちを覚える。
「そういうのは良いので、早く出て行って貰えますか?人がいると眠れないので」
僕の言葉に男は立ち上がると
「……コレ」
とタオルを渡し、部屋から出て行った。
再びベットへと横になり、タオルを顔に当てる。
ひんやりとしたタオルは気持ちよく、僕は再び眠りについた。
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