1人が本棚に入れています
本棚に追加
中庭へと向かう途中
「お、酸性くん」
と白衣を着た2人組に声をかけられるが、無視をし歩みを進めると
「おい」
と肩を掴まれる。
無視されたことが気に食わないのだろう、酷い顔をしている。
何も言わずにただ見つめていると
「やめておけ」
ともう1人が僕とソイツの間に割って入る。
舌打ちと同時に肩から手が離れたので、僕は軽く肩を払い、再び中庭へと歩き出す。
「実験体のくせに。」
と嫌味を言ったつもりだろうが、そんなの言われなくても僕自身が1番理解している。
最初のコメントを投稿しよう!