白い箱../赤と青

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中庭へと向かう途中 「お、酸性くん」 と白衣を着た2人組に声をかけられるが、無視をし歩みを進めると 「おい」 と肩を掴まれる。 無視されたことが気に食わないのだろう、酷い顔をしている。 何も言わずにただ見つめていると 「やめておけ」 ともう1人が僕とソイツの間に割って入る。 舌打ちと同時に肩から手が離れたので、僕は軽く肩を払い、再び中庭へと歩き出す。 「のくせに。」 と嫌味を言ったつもりだろうが、そんなの言われなくても僕自身(じっけんたい)が1番理解している。
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