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「これで舌は一枚だ。
女の匂いが好きだろうが、もうこの鼻も、女の声を聞く耳も不要だ」
「うっうっうっ・・・」
霧島が呻いている間に鼻が電極で挟まれて焼き切られ、耳も焼き切られた。
「あわわわわっ・・・」
「麻酔が効いてるから、痛みはない。
もう、これも不要だな・・・」
パイプ椅子に乗った霧島の両手が、あっという間にハンマーで潰された。
「うおっっっっっ」
「それと、女と寝る事もないから、これも不要だな」
覆面の男は霧島のズボンの股間と下着を裁ちバサミで切り裂いた。絞首刑のロープのような結束部を持ったピアノ線の輪を股間の物の付け根に括りつけた。
「うっうっうっっっっっ」
霧島はやめてくれと言ったが声にならない。そうしている間に、霧島は三階の踊り場から椅子ごと蹴落とされた。
落下したパイプ椅子の霧島が、一瞬、一階のコンクリートの床から三メートルほどの高さで止まったように見え、そして、股間から血しぶきを飛ばしながら、霧島がコンクリートに落下した。霧島はパイプ椅子ごと尻からコンクリートの床に激突し、骨盤と背骨と首を圧迫骨折して全身をコンクリートに打ちつけた。床から三メートルほどの高さの、ピアノ線の末端に千切れた物があり、血の雫が垂れている。
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