第3章 遺体探し

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姉の部屋とは大違いの、片づけられている部屋。 そのくせ随所に女の子らしさが散りばめられている。 「そこに座って」 「ああ、うん」 「ねぇ武斗、私のスマホアプリに図面の写真送って」 「分かった」 俺はすぐにスマートホンを取り出して美希に写真を送った。 美希はそれをすぐに自分のパソコンに転送している。 俺はその作業が終わるまで、美希にバレないように部屋の中を見回していた。 「本当はA3とかもっと大きな紙に印刷出来たらいいんだけど」 自分のせいじゃないのに、美希が申し訳なさそうな顔をする。 「とりあえずはこれで充分だよ」 俺は美希に場所を代わってもらって、マウスを握った。 とりあえず最初の写真を出して、マウスで拡大しながら順に見ていく。 忍者屋敷とまではいかないまでも、子供を一人隠せるくらいのスペースはないのか? 順に送っていくが、これといってそれらしい場所はない。 これ何だ? 俺のマウスを持つ手が止まった。
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