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とある小さな村、そこではワン族の人々たちが仲良く暮らしていました。
いつものように子どもたちが遊んでいると、村長が一人の男の子を連れてきました。
その男の子はワン族のような顔をしていましたが、耳はピンと三角形で長い尻尾を持っていました。
自分たちとは違う見た目の子どもに驚くと、その男の子は村長の後ろに隠れてしまいました。
どう接したら良いか分からず、皆辺りをキョロキョロしていると1人の女の子がその男の子の前まで歩み寄りました。
「はじめまして。私はマリン。よろしくね」
そう言って手を差し出しました。すると、男の子、ではなく上空に大きな四角形の穴から覗いている男が笑顔になりました。
「懐かしいな。久しぶり、マリン」
そして、マリンたちと四角形の穴の間に『タイトル』が表示されました。
『ワニャンの勇者伝説』
おわり
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