1/1
前へ
/14ページ
次へ

12月1日 本当に本当に短い時間だったと思う。 私はあの約束のベンチにいる。そして、あの日と同じように星々の生きる大空を見ていた。異常に輝いている星。あれがきっとユウの星なんだろうな。 私達はたまたまこのベンチで出会い、たまたま惹かれ合っただけの関係だった。ユウが最後に言った「出会う前から好きだった」の意味はわからない。でも、運命だったんだろうな。 あれだけの一ヶ月もあるかないかの少ない時間で私達はここまで愛を成長させた。私はユウが好きだ。これからもずっと。
/14ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加