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私の終わり
11月24日
私はあのベンチの側にある川に飛び込んで死のうと考えていた。
傍から見たら死ぬ動機がしょうもないだろうけど、私にとってユウはいつの間にかとても大きな存在になっていたから。
柵に片足をかける。
死ねなかったら、そこの病院に行くんだろうな。
ベンチの近くには大きな総合病院があった。
昔おじいちゃんが入院していた。
柵にもう片方の足をかける。
ああ、もう終わるなあ。
ユウがどうか幸せになりますように――。
「凛!?」
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