エピソード5

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エピソード5

部屋に入ると、直ぐにベッドへ押し倒され、先生が上から乗ってきた。 「可愛いな。」 頬にかかった髪の毛を優しく耳にかけながら、先生はジッと私を見つめる。 「先生に見つめられると…。」 「見つめられると…なに?」 「感じます…。」 「ヤバイ。今日も骨抜きにしちゃうかも?」 笑いながら、先生は意地悪な言葉を投げてくる。 「そ、それは…。明日もありますし。」 「なに?明日もしたいの?」 「いや、そうじゃなくて。明日はパーティがありますから。」 そんな会話をしている中、気づいたらシャツのボタンは外され、ブラが露わになっていた。 「ひゃっ。あん…あ…。」 先生に耳を舐められ思わず声が漏れた。耳から首筋へと徐々に下がって行き、先生は、ブラで寄せられた胸を舐め、乳房に強めに吸い付いた。 「あ…。」 「俺のもんっていう印つけといたから。」 「はい…。」 《感じやすい体してんなぁ。耳を舐めて、首筋に触れただけで鳴き声を上げるなんて。スカートの中は、もうグショグショだろうな。》 〈どうしよう。先生に触れられる度に、どんどん下半身が熱くなる。私おかしい。先生、早く触って。〉 「なに?自分から脚広げて。触って欲しいの?」 自分でもビックリして、慌てて脚を閉じた。 「もう遅いね。」 先生の手がスカートの中へ。下着をゆっくりと下ろして、指を膣の中へ挿入した。 「んん…あ…はぁ…。」 二本の指が肉ヒダを絡ませながら、私が一番感じる所に到達すると、ゆっくりと強めにピンポイントに攻めてくる。私はそれが堪らなく好きで、やっぱり脚を開いて腰を浮かせてしまう。 《腰を浮かせてきた。こいつが、もっとして欲しい時の癖。》 指をさらにピストンし、グリグリと膣壁を刺激してやると、身悶えながらもっと腰を浮かせる。 《俺は、この姿を見るのが最高に好きなんだよ。征服感に浸れる。もっと感じろ。》 「あゝ…あん…あ…いく。」 いつものように呆気なくイカされた。 「今日も濡れ濡れ。」 先生の濡れた指を口に咥えて舐めた。 《ちょっ。エロいんだけど。舌の柔らかさが堪らない。つか、その顔!反則。》 「そんなヤラシイ顔して舐めて。ここも舐めたいんじゃないの?」 「はい…。」 先生に馬乗りになり、先生のシャツのボタンを外す。全部外してシャツを広げると厚みのある胸板と腹筋が露わになって、その腹筋の溝を指であみだくじをするようになぞると、筋肉が縮まり、先生は何かを我慢している顔になった。 《そーっと溝をなぞるの反則だから。》 先生の腹筋にキスをしながら、ベルトを外し、ズボンと下着を下ろして、脈打つ男根の先端を咥えた。 「あ…。」 生ぬるい唾液の感触と舌の感触が更に俺を興奮させた。 《こいつのも弄るかな。》 先生が私の脚を握って引っ張った。 〈え?なに?〉 思わず口から男根を出して、先生を見た。 「お前の舐めるから跨いで。」 「え?」 「早く。」 「はい。」 跨ぐと直ぐに指で溝を何往復もなぞられ、私は男根を咥えたまま喘いだ。 《何度見ても良い色。弄れば弄るほど溢れる愛液。いくらでも舐めていられる。けど、もうこの穴に入れてーな。どうして、こんな吸い付くんだろう。》 「んん!」 膣に指を挿入しヌチョヌチョとピストン。気持ち良い。口の奥まで男根を咥え入れたが…。 〈ダメだ。上手くできない。〉 「先生…。」 《穴をピクピクさせてどうした?》 「ん?」 「気持ち良くて、集中できない…です。」 「んじゃ、挿れようか?」 「はい…。」 「そのまま上。自分で挿れて。」 「はい。」 言われたように上に乗り、ゆっくりと膣の中に挿入していると、下から先生が突き上げた。 「んん!!ひゃっ」 先生は起き上がって、私のブラのホックを外し、シャツとブラを剥ぎ取った。 「俺の肩に掴まれ。」 どういう意味なのか?もわからず、先生の肩に捕まった。 《さてと。壊しちゃおうかな。過去も全て忘れるくらい壊れて、俺に夢中になれば良い。》 先生は後ろに手をつき、腰を浮かせて、激しく突き上げてきた。 「あ!んん…や…あ…。」 下腹部に突き刺さる男根に悲鳴をあげそうになった。まるで子宮の中に入って来てるようで、痛いと気持ち良いの狭間。 〈ああ。でもダメ。やっぱり痛い。〉 「先生。」 「はぁ…はぁ…はぁ…ん?」 「痛い。壊れちゃう。」 私は、下腹部を抑えながら涙目で訴えた。 《やべ。本当に壊すとこだった。俺、どうかしてる。》 直ぐに動きを止めて、挿れたままチョコを押し倒し、目尻に溜まった涙を拭った。 「悪かったな。」 「大丈夫です。」 《ゆっくり動かして様子を見るか…。》 「痛い?」 「ううん。痛くないです。」 《浅めに挿れて、早めにイクかな。痛いのに大丈夫って言ってそうだし。》 「もうイクぞ。」 「はい。」 〈痛くないって言ったけど、本当は先生の男根が子宮口に当たる度に下腹部に痛みが走っていた。〉 先生は、私が我慢しているのがわかっているのか?奥まで挿れずに出し入れしてくれている。それでも膣の上壁をこする感触が堪らなく気持ち良い。 「あ…ああ…あん…あ…んん…あ…そこ…気持ち…良い…あん。」 「ここか?」 「うん。」 先生は角度を変え、更に上壁を舐めるように男根を擦り付ける。それだけでも十分気持ち良いのに、クリトリスも弄られ、私の体は奥から湧き出る快感に支配された。 「だめ。イク。」 「ああ。俺も。」 二人で同時に果てた。私のお腹の上に熱いモノが撒かれる。 《俺、こいつのこと自分のものにしたくて、なんか焦ってる。こいつが俺の下で喘ぎ声出してるのを見ると安心するとか…変だ。》 目が覚めるとホテルのベッドの真ん中に2人で寄り添って寝ていた、何も着ていない体にシーツが気持ち良くて…なかなか起き上がれなかった。 「おはよ…。」 「おはようございます。」 目が覚めて、ちーが俺の腕の中に入るとほっとする。俺のこと…まだ好きか?確かめたくてキスをして抱きしめ…ちーの甘い香りを嗅ぐ。 ちゅ… ピンポーン 「あ!ルームサービスだ。」 「もう…そんな時間?」 「あの…出たいんですが…。」 「私の下着…知りませんか?」 「え?そこらへんにない?」 「あ!ありました。」 布団の中でモゾモゾと服を着てルームサービスを受け取った。 「先生?」 〈何か考えごとかな…?〉 「朝ご飯ですよ。」 「………。」 先生の目の前まで行くと、やっと気づいたみたいで私を見てくれた。 「考えごとですか?」 「ん?うん…。」 《いつ本当のことを話すべきか?…本当のことを知ったら…お前は俺を好きじゃなくなる?…それか…死ぬまで話さないか…ズルいな俺…。》 「朝ご飯食べましょ!」 「うん…。」 私たちは朝食とは言えない時間の朝食を食べ、パーティの準備をした。先生に香水を付けてもらって、先生に包まれているような幸せを感じた。 「よし!行くか?」 「はい。」 「あ…ちょっと待って。」 「はい?」 ぎゅっと抱きしめられた。 《このままパーティなんか行かずに、2人で過ごしたい。》 「先生?時間が…。」 「ああ…。」 〈キス…するの?〉 「グロスが付きますよ。」 「いいよ。」 ちゅ… 先生の唇に付いたグロスを指で拭き、手を繋いで部屋を出た。 「大丈夫か?」 「先生となら平気です。」 エレベーターに乗って密着。でも今日はパーティに行く人達が乗ってきたので、途中の階からは密着できなくなった。 「大丈夫?」 「はい…大丈夫です。」 耳元で心配そうに確認してくれる先生。優しい。突然ぶわーっと人が乗ってきた。私と先生との間にも人が…。 〈やだ…離れる。〉 繋いでいた手が外れ、一気に不安の波が押し寄せてきた。 〈息が苦しい…。〉 「はぁはぁはぁ…。」 急に抱き寄せられた。 〈誰?〉 「チョコさん大丈夫?」 「三木くん?なんで?」 「辛そうだけど…大丈夫?」 「………。」 《ちー?どこだ?人で見えない。倒れてないかな?早くエレベーター止まれよ。》 ポーン 《止まった!》 人が降りて行く中、エレベーターの隅であいつに抱かれているちーを見つけた。 「ちー!」 《ん?今…ちーって…先生?…私をちーと呼ぶのは…おーちゃんだけ…のはず。〉 意識が朦朧とする中そんな事を考えた。 〈私…また…おーちゃんを思い出すなんて…馬鹿…。〉 「大丈夫か?」 「はい…三木くんが支えてくれてたので…。」 チラッと三木を見た。 《今回は俺が悪いか…。》 「ありがと。」 「お礼はいいですよ。今日はチョコさんに会いに来たんで。こんなに早くに会えて嬉しいです。」 《は?お前何言ってんの?なんかムカつくんだけど…。》 「あそ。俺らはパーティに参加するから。」 先生は私を支えながらエレベーターを出て、近くのソファに座らせてくれた。 「大丈夫か?」 「はい…大丈夫です。心配かけて…すみません。」 「いや…もっとしっかり…俺の方こそ…ごめん。 少し休んだら会場入ろっか?」 「はい…あの…。」 「ん?どうした?」 「あ…いえ…やっぱりいいです。」 〈私…何を聞こうとしてるんだろ?先生がおーちゃんなんてあり得ない〉 「そか…俺、受付してくるから、少し待ってて。」 「はい。」 受付が終わって先生が戻ってきた時には、スッカリ気分も良くなっていた。 「行ける?」 「はい…大丈夫です。」 手を繋ぐではなく、私の腰に腕を回し支えるようにして歩いてくれた。私も先生の腰に腕を回し身体を預けて歩いた。 会場に入って直ぐに先生の写真撮影が始まった。 〈あ~やっぱりカッコいい。あのスーツにして良かったな…。〉 《ちーが見てるのが見える位置に移動してポーズ決めて、早く終わんねーかな…。》 スタッフ「神林先生ありがとうございました。」 スタッフに誘導されて移動。 【ちー何処だ?俺は周りをキョロキョロと確認した…居た!》 撮影会が終わって私の元へ先生が来る。独り占めしてる感じで嬉しい。 「なんか飲む?」 「はい。」 2人で寄り添って色々つまんだ。どれもこれも美味しい。そして私は何だか美味しい飲み物を見つけてしまった。 「これ、甘くて美味しい!」 「あんまり飲み過ぎんな。一応アルコール入ってんだから。」 「はーい。」 《すでにほろ酔い?俺にもたれかかって…かわいいんだけど…今度酔わせてみようかな…。》 スタッフ「神林先生。あちらで先生方がお呼びです。」 「あ…はい…今行きます。」 「行ってらっしゃい。」 「マジで飲み過ぎんな!俺が戻って来るまで、ここに居ろよ!」 「はい。」 <あーあ、先生行っちゃった。慣れないヒールに立ったままだと辛いな。> 周りを見ると椅子があったので、そこへ座って。色んな先生に囲まれて話をしている先生を見つめた。 《ちー何処行った?あ!いた!》 入り口近くの椅子に座っている彼女を見つけ…ホッとした…のも…束の間…。 場内アナウンス「それでは、ここで今回の主催者で〇〇会社CEOの〇〇より挨拶をさせて頂きます。」 場内の照明が落ち暗闇に近い状態になった。 <また気分が…先生…怖い…。> 《しまった!》 「ちょっと失礼します。」 ちーが居た所まで人をかき分けて行った。でも、ちーは居なかった…。 《何処だよ?何処行った?》 <少しずつ息をするのも苦しくなって…意識が朦朧としてきた…。> 「大丈夫?」 身体が浮いた。先生の香りがした。 <先生が迎えに来てくれた。良かった…。> 私は安心して意識を手放した。その香りは先生に付けてもらって自分から漂っている香りとも気づかずに…。 目が覚めても暗くて何も見えなかった。 〈ここは何処?私はどうなってるの?〉 「先生?」 返事がない。でも私の手首は掴まれていて顔の横に…。
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