エピソード8

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エピソード8

私が先生のところに戻ってきて3カ月が過ぎた。あの日、お風呂で上書きされてから、先生はキス以外私に触れようとしなくなった。毎日一緒に寝てるのに何も無い…。 <やっぱり三木くんとの事が許せないのかな…?> 聞きたいけど私の悪い癖で怖くて聞けないまま時間だけが過ぎている…。   「先生?」 「ん?」 「コーヒー淹れてきました。」 「ありがと…。」 「あの…。」 「ん?どした?」 「買い物に行くので何か買ってくる物あれば…買ってきますよ。」 「うーん…特にないかな。」 「わかりました。」 「じゃ…行ってきます。」 「行ってらっしゃい。」 《何で聞かないかな?聞いてくれば答えるのに…。そろそろイイかな…。》   「ただいま~。」 「おかえり。ちょっと協力して欲しいんだけど?」 「え?あ!はい!」 《喜んでるし…笑。》   <どんな事だろう?久々でドキドキする…。>   「何をしたら良いですか?」 「とりあえず…ここおいで。」 そう言って、先生はソファを軽く叩いて私を隣に呼んだ。隣に座ると久しぶりに肩を抱かれ、まるで初めて先生に肩を抱かれた時のように緊張した。 「まず、シチュエーションからね。」 《肩を抱いただけなのに緊張してるのが伝わる。カワイイな…。》 「はい。」 「前に覗く男を部屋に招き入れて一線を越えたでしょ?」   「はい…。」 先生と一戦超えたことを思い出し体の奥が疼いた。   「実は、女には旦那がいたんだ。でも旦那とはセックスレスだったから女は自慰行為をし、男を招き入れ一線を超えた。その旦那が、たまたま見たんだよ…。一線を超えている2人を…。その日から妻の体が妙にいやらしく見えるようになり、とうとう我慢出来なくなって…。」 話を聞いただけなのに生唾を飲み込んだ。 <その旦那さんの役って…先生だよね?私、先生に…。> 先生とできると考えたら下腹部がキュンとなった。   「できそ?」 「はい。」 「ちょっと乱暴に扱うけど良い?」 <どうしよう。想像しただけで腰が砕けそう。> 先生の温もりが肩や腕から伝わってるのもあって…心臓が苦しい…。 「はい…。奥さんは旦那さんと…したかったんですよね?」 「そうだね。」 「わかりました…。」 <今の私と同じだ。凄く触れて欲しいのに触れてもらえない。それなのに、いきなり触れられたら…どうなるんだろ?> 「いつからスタートするか?は…俺が決めて良い?」 「はい。」 <なんだ…直ぐに始めるわけじゃないんだ。少し期待しちゃった。恥ずかしい。>   《ちーが緊張してる時の癖。スカートの裾をギュって掴む。ちょっと意地悪しちゃおっかな…。》   「ちー?」 「ん?」 「キスしよっか?」 「はい…。」 先生の顔が近づき…唇が重なった。と同時に太ももを撫でられ、久しぶり過ぎて…反射的に手でおさえてしまった。   ちゅ…ちゅ…ん…ちゅっ 「待って…。」 「何?」 「あ…あの…。」 「触られるの嫌?」 「あ…いや…嫌じゃないです。」 「じゃ?」 「もう…始まってるんですか?」 「いや、まだだけど…。」 <どうしよう…。私、嫌じゃないのに…これじゃ嫌がってるみたい。>   《思った通りの反応。どうしよっかな…。》   「無理しなくて良いよ。」 《お楽しみは、あとに取っておこう…。》 先生は私から離れて書斎へ行ってしまった。 <先生と触れ合えるチャンスだったのに…。無理なんかしてないのに…。触って欲しいのに…。何であんな態度取っちゃったんだろ?小説の中の奥さんも同じようになるのかな…。> それから更に1週間が経過したが何もない。 <先生、どうしちゃったんだろ?もう良いのかな?> そんなことを考えながら晩御飯の後片付けをしていた。 「手伝おうか?」 背後からの声と同時に、腰に手がまわってきてビックリした。 「え?あ、大丈夫です。」 <洗い物の途中だよ〜。> 《そろそろ始めようかな…。》 「いつ終わる?」 「えっと、ここにあるのをゆすいだら…。」 「ふーん。じゃ〜それまでは無抵抗ってわけだ?」 「あ…あの…。これって小説の中の話ですか?」 「さーね。」 先生の顔が肩に乗る。耳元で話すから息がかかって、くすぐったくて、心臓がバクバクし始めた。 「あいつにも、こんな風に耳元で囁かれた?」 <あいつ?三木くんのこと?それとも小説の中の男のこと?> 「あ、あの…。」 「ほら、早くゆすがないと。」 「あ…ひぃ…や。」 耳を舐めている音が直接脳を刺激し、先生の腰が臀部を刺激する。更に先生の手がスカート越しに下半身を撫でる。 私は肩をすくめ悶えた。 「せん…せい…やめて…。」 「嫌なの?」 「嫌じゃないですけど…今は…。」 「俺がしたい時にするのはダメなんだ?」 「先生はズルイです。」 「は?」 「だって、あれから私に全く触れなくなってたのに、また急に…。」 「何が?」 「私…どうしていいか?わからないです。」 腕を掴まれ、引っ張られるようにして寝室へ連れて行かれた。 「先生?」 「どうしていいか?わかんないんだろ?教えてやるよ。」 ベッドへ投げられ、先生が馬乗りになってきた。 <小説のひとコマ?それともリアル?…わかんない。> 「痛い。手を離してください。」 「ずっと俺が欲しかったんだろ?風呂で一人でしてたの知ってるぞ。」 「え?」 <うそ?見られてた?…やだ、恥ずかしい。> 「一人でするとき、あいつと俺、どっちを想像してたんだよ?」 「…………。」 「言わないの?」 「…………。」 「なら、身体に聞くしかないな。」 「や…。」 「じゃあ答えろよ!どっちが良かった?」 「そんなの。先生に決まってます。」 「ふーん。俺がどんなことしてるの想像してた?」 「言いたく…ないです。」 「言わないんだ。」 両手を頭の上で束ねられ、先生の鼻先が私の鼻先に付くまで至近距離になる。唇が触れそうで触れない。真っ直ぐに私のことを見つめる目。閉じている股の間に足を入れられ、先生の太ももで押し広げられた。胸が隆起する。 「何?興奮してんの?」 先生から顔を背けた。 《その顔、たまんねーな。もっと虐めたくなる。俺に言いたいこと言わなかったお仕置きだ。》 「ん…んん…あ…お願い…します…あん…噛まない…で…。」 先生は耳を甘噛みしたり、唇を舐めたりしながら、私のブラをシャツごと捲り上げた。露わになった胸の先端を口に含んで、舌ではじき唇に挟んで弄ぶ。既に解かれた私の手は枕の端を握り、押し寄せる快感の波を耐えた。 「噛まないでとか言いながら、すげ〜感じてんじゃん。」 「や…先生…言わないで。」 「ほら、もっと素直になれば?体は欲してんじゃん。」 そう言って先生の指がショーツの中の秘部を上下になぞって蜜を広げ、クリトリスを優しく愛撫する。 「ああ!や…あ。あ。」 「あーあ。もうグチョグチョだし、ここはギンギンに硬くなっちゃって。」 「ああんん。」 「気持ち良いんでしょ?」 「んん…ん。」 「ほら、言わないと辞めちゃうよ?」 「あん…あ…気持ち…いい。」 「どうして欲しい?」 「もっと…ああ!…もっとイジってください。」 《やべー!!かわいい!》 「下着までビッショリ。」 先生に冷たくなったショーツを脱がせてもらい丸裸にされた。 <久しぶりに触れられて気持ちいい。もっと触って欲しい。早くイキたい。> 「今、イキたいって思っただろ?」 「え?…はい。」 「お前が言った通りにしてやるから。どうして欲しい?」 <恥ずかしくて…言えない。> 《さぁ〜どうする?自分を曝け出せ。俺の前で恥じらいとか要らねーんだよ。本能のままに来いよ。》 「どうした?終わりでいいの?」 「嫌です。」 先生の前に座り、後ろに片手をついて脚を広げ、もう片方の手で先生の手を取った。 「ここに指を挿れて私をイカせてください。」 《やべ。そんな目で懇願されたら、噴くまで止めねーよ?》 「んん〜。」 指が入ってきた。ゆっくりと出入りしてる。出るときにヌチョって音がする。 「はぁはぁ…あ、あん、んんん〜。」 体勢が苦しくなって後ろに倒れた。私の中が押し広げられる感覚がしたので指が加算されたのがわかった。膣奥の壁を横滑りに擦られ、同時にクリトリスも弄られる。 「ひゃ〜あ。あ、あ、んん〜。」 私の中の指が激しく動き出した。スピンするようにかき混ぜながらピストン。 「ああ。ああ。。イク!!」 体がのけぞる。先生は私がイク瞬間に指を抜いた。私の中から愛液が飛び出した。 《もう噴いた。早いな。ヒクヒクしてるとこに挿れちゃおうかな?》 「ああ!」 振動しているバイブを挿れられ、身体の奥で小刻みに震える振動がイッタばかりの私を更に刺激する。 「あ…あん…んん…や…先生!」 もう一つのバイブがクリトリスに。 「ああ!!だめ!だめ!先生!だめ!」 体が勝手にビクビクする。イってるのに続く刺激に気が狂いそう。体をくの字にして腰を引いて逃げようとしても逃げられない。 「おかしくなる!やぁ〜!!」 もう限界だった。理性が保てない極限まで来て昇天した。 「はぁはぁはぁ。」 <なんとか意識は保てた。次は私の番。>
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