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「…あの、社長。あと1人は…」
しばらく待っても誰も登場しないため、小暮くんは質問した。
「…約束の時間なんですけどね」
遅刻だろうか?
「すみません!こ、ここがモデル事務所ですよね?」
そこに現れたのは、沖縄のモデル、みとであった。彼女の母親もモデルをしていたが、東京にやって来るのははじめてだ。
「わぁー!みとさんだ!小暮さん、雑誌で見たことありますよね」
萩原くんははしゃいでいる。
「…いやぁ、お母さんと似てるねぇ…」
小暮くんは少し残念そうにしている。
「え!?私のお母さん知ってるんですか?」
「知ってます…」
「有名なんですか?」
「まぁ…そう、だね」
めんどくさそうにしてる。しかし、なんで急に?いつもはるさんが手伝いに来ていたのに。
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