1人が本棚に入れています
本棚に追加
「長山さんには手伝ってもらいたいことが多いので」
「それじゃあ長山さんは、カメラマンじゃなくなりますね。ただの事務員ということですね」
美空翼はそうやってバカにするのを楽しんでいる。
その後、みんなを現場に戻して社長と2人にされた。
「長山さん、一つ聞きたいのですが」
「はい」
「母から全て仕事を任されたのですが、データを確認していて気になることがありまして。このアルバイトをされている足助という方は?」
「もう辞めています。美空が雇ったようですが、当日に辞めると言われました」
「この人物でしょうか?」
なぜか携帯の写真を見せられた。
「…確か、こんな顔でした」
小暮くんが以前連れてきた友人に似ていたはず。
「身長が高いですか?」
「はい…そうですね。給料は、ほのかさんの知り合いということで、彼女に渡しました」
「この方は、沖縄のモデル事務所にいます」
突拍子がないことを言い出す。
最初のコメントを投稿しよう!