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「ギャハハハ!!三枝、ほんとにチビになってる!!」 放課後。 サークルの部室に入るなり、友人が駆け寄ってきて、開口一番バカにしてきた。 小学生ぐらいの姿になった俺を指さしてゲラゲラ笑っているこいつは、同じサークルの山岸拓馬。 「うるせぇよ。好きでこんな姿になってんじゃねぇし」 「でもマジうけんだけど!写真撮ろうぜ!写真!」 「絶対嫌だっ!」 「やめとけ、山岸。三枝にはSPいるから」 ニヤニヤしながら言ってきたのは、同じくサークルの友人である中西和則。涼しい顔して、こいつが結構面白がっているのを、俺は知ってる。 「ああ、藤原かぁ」
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