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去年の年末、未明の川沿いを散歩していると、駿河湾の方向にUFOを目撃した。赤く光るそれは、月明かりに照される空にキラキラと発光して、季節外れの花火を見る様で綺麗だった。
翌日の1月1日の午前中は、真昼の川沿いで再びUFOを目撃した。轟音と共に現れたUFOは、目視する限りでは、マヤ・インカの黄金の宇宙船の様に、三角の垂直尾翼があり、コックピットの後部に切れ目のある奇妙な形をしていた。色は白。ジャンボ機に似ていたので、見間違いかと思ったが、一瞬目を離した隙に、消えてしまった。そう言えば、未明に目撃したUFOも月明りの中をゆっくりと西に進んだ後、ほとんど垂直かと思える様に急降下した所で、パッと消えてしまった。
UFOを目撃した時は大きな地震が起こる、というジンクスが私にはある。
二日後、父島近海でマグニチュード6.3の地震が起こった。
あのUFOは、この地震の警告のために現れたのだと思う。
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