前述「常習犯による遅刻予告」

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俺は「遅刻常習犯」。 全てに遅刻する常習犯。 全てが遅れてやって来る、変な癖を持っている。それは死んでもなおらないみたいだ。 もうすぐ、俺の一番大事なことが遅れてやって来る。 今度は、俺の番だ。 生きてる間にあともう1回だけ会えなかった友人が、手紙にこう残していた。 「同窓会で待ってるぜ」 本当の俺のとっておきの話は、出席番号7番の話は、これからが本番だった。
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