裸足のシンデレラ

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裸足のシンデレラ

才能もお金もないのは知っていた だから私は今日も かぼちゃの馬車を待つ 夢見がちだったあのとき 空があんまり高くて 自分に自信がほしかった けどはじめたことも中々続かない 願うだけで満足 他になにもしなかった 腐るほど誰かに 叶えて欲しいものがあった 周りに魅せられて どうしても逃げたくなったとき 背中を押してくれた あなたのことが離れない 憧れだったシンデレラみたいに 私はなれそうにないけど 差し出されたガラスの靴が 私を特別にするんだ 目立たなくても 地味でもいいけど ただ特別になりたくて
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