斎藤上伝記

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{第五章「気づいたらここへ」} 私はその人に会いに行った、どこにいるかも分からず、だが彼はすぐ私の前に現れて私は教えてもらった。この世の数々のことをものを、人類なんて凌駕する謎の存在を、神々の存在を、未知の科学を、魔術を、そこで教えてもらったものは私を蝕んでいき、そして私は… それらをすべて扱えるようになっていた、理解できるようになっていた、私はただの無知な赤ん坊から、武装した兵士へ、そして人類の境地へ この経緯を見守った彼は心底驚いた、理由は教えてくれなかったが彼はいくつかの古本を私にくれた、だが彼の驚きの表情はなんだか恐怖にも見えた 一通りのことを教えてくれた彼はいつの間にか姿を消していた、どこに行ったのだろうか 私は彼に感謝したい。
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