2人が本棚に入れています
本棚に追加
/44ページ
仲のいい2人
─5年生─卯月─
私は、「あの人」を誰よりも愛している。
そして彼にも、愛してほしいと願った。
とても楽しい幸せな日常だった。
その「あの人」を、私は3年生の時に愛し、私は2年経った今でも愛している。
その「あの人」とは、大網和斗。
1年生の時から、3年生の時まで同じクラスで、4年生のときは初めて離れてしまった。
5年生の時に同じクラスになったときは、今まで以上に関わり、さらに仲良くなった。
─告白しよう。
その想いが無かったわけではない。
ただ、伝えれないのだ。
自ら伝える勇気など、私にはない。
どうしようかと数分ほど悩んだ時、隣のクラスの友人、ナナが私とリアを呼びに来た。
ナナ:あのね、この手紙を岡田に渡してくれる?
莉禮:うん、オッケー
私とリアは受けとって、中身が気になるが、大体予想がつくので、反応で確かめることにした。
そして、持っていた私が渡したあと、岡田の様子と、周りにいた人たちの様子を見た。
岡田の反応を見るに、告白と気付く。
そして、彼はその紙に何かを書いて、私達に手紙を返しに来た。
そして、返したあと、考えたが、ナナと岡田は付き合ったのだろうか?
まぁそれは置いといて、私も手紙で伝えると決めたのだ。
最初のコメントを投稿しよう!