私の昔の話

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周りの大人からチヤホヤされる引き換えに、周りの子からは距離を置かれるようになった小学生時代。 それが嫌で、習い事もなにもかもやめてしまった。そして、人と関わることも。 中学生になる少し前から学校へは行かなくなった。 「空、起きて。学校は?」 「体調悪いから、休む」 「…そう。わかった。お姉ちゃん学校行くけど、何かあったら学校に電話するんだよ」 「…うん」 海外へ単身赴任している父と、デザイナーとして日本中飛び回っている母はほとんど家に帰ってこない。私が不登校になろうと、そんな事実知らないんだ。 お姉ちゃんは、毎朝起こしに来てくれて、こんな私のために世話を焼いてくれた。 「お姉ちゃん、ごめん」 なんて、誰もいない部屋で言ったって意味無い。
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