ほころぶ俺

火曜日

朝起きて、眠気覚ましに顔を洗う。

時計の針は6時30分を指している。

パジャマ姿でお湯を沸かし、トーストを焼く。

新聞を取りに行き、今朝は晴れていると知る。

インスタントコーヒーを入れ、朝食をとりつつ新聞に目を通す。

もう一度洗面台に向かい、髭を剃り、寝癖を整える。

時計の針は7時を回ったところだ。

カバンの中の書類を確認して、スーツに着替える。

テレビの電源をつけ、ソファでのんびり朝のニュースを眺める。

バチッ

一瞬、激しいフラッシュが画面に映る。

7時35分。

カバンとレジ袋を持って、家を出る。

ゴミ捨て場で、アパートの住人と挨拶を交わす。

徒歩20分かけて駅に向かう。

定期券を取り出し改札を抜けて、1番ホームの椅子に腰掛ける暇もなく、

8時発の快速に乗り込み、今日も会社に向かう俺。