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「アキ、ゆうべ俺、寝ちゃってた?何で起こしてくれなかったの?!」
「あぁ…。睡眠不足だし疲れてると思ったからさ…」
「そんな気遣い要らねー!何の為に昨日アキをここへ呼んだと…」
「掃除と洗濯だろ?二人で部屋汚したんだから俺にも責任あるし、二人でやった方が早いしさ」
「はあぁ〜〜??!」
「それにちゃんと声掛けたよ。ハル、ハルって2回。でも起きなかった」
「んなの、ただ普通に名前呼んだだけじゃねーか!2回で諦めんなよ!
ほっぺた叩くとか、鼻を摘むとか、耳引っ張るとか、上に乗っかるとか!
最終手段、ココ触ってくれたら一発で起きるしっ!」
ハルは必死にアキに訴えながら、自分の身体の中心部を指差した。
アキは何も言わず、大きな目が線になるほどしょっぱい顔をして、目を泳がせた。
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