7.Happy birthday

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「あ〜、妹ちゃんね?一回会った事あるけど、アキに似た美人ちゃんだったなぁ。 幾つになった?」 「21歳…かな」 「そっかぁ…。んで、彼氏できたのか。チクショー」 航輝は持っていたコーヒーの缶を、デコピンするみたいに人差し指の爪で弾いた。 「チクショーって何だよ」 「いや、好みのタイプだったから、今度会えたら口説こうかと…」 「お前みたいなチャラ男には、絶対やらん!」 「うわ、アキ、頑固親父になるタイプか! そんで、何でアキが悩んでんの?」 「ああ、誕プレ何にするか悩んでるらしくて、男性目線の意見聞きたいとか何とか…」 …よくもまあ、口から出任せを…。 自分でもそう思ったが、最初に狼狽えて嘘をついてしまったので、仕方ない。
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