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ハルが当日、家に来る約束にはなってるけど、夕方来て夜にアッサリ帰るとは思えない。
それ以降の事は、その時の流れというか何というか…
じゃ何かプレゼント買って、料理はまたテイクアウトかデリバリーになりそうだけど、
最終的には、航輝が言ったみたいに『お・れ』みたいな事になんの??
外で会えば、そういう事も避けられるとは思うんだけど…。
正直、もう何回かそんな雰囲気になりながら、お互いの寝落ちで回避されて来てるんだもんな…
ハルもいい加減、焦れてるよな…。
ぽわんと頭の中に、自分達のちょっと艶かしいシーンが浮かび、アキはその妄想を振り払うように、空中を手で振り払った。
「何?どした?アキ。…虫?」
「では日浦さん、スタンバイお願いしまーす!」
「はははいっ!」
航輝が隣でポカンとしているのにも気付かず、アキは上気する頬を両掌でパン!と叩いて立ち上がった。
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