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04~発掘って楽しいんですよ
ちょうど四月から発掘作業員はじめたんですけど、琉はイラストとか描いたりするの元から好きだったのでけっこう好きな仕事でした。
雨降りの日は、中仕事なので倉庫で土器とか石器とかの実績図っていうのを、田舎なんで手書きでミリペンとかトレース台使って描いてました。
んで、外仕事は農家さんに頼んで畑とかスコップで四角く縦横スコップ一本分くらいでだいたい二メートルほどほんるんですよ。なかなかの肉体労働でしたが儲かります。んで、なにもみつからなったらそのまま終わりなんですけど。
暑すぎて地層がチョコレートケーキに見えてきます。後、琉は身長ミニモニサイズなんでまったくいるのかわからなくなります。
ある時、琉あたり良くて綺麗な模様入ってる土器みつけちゃいまして、横とかちょっとほったらそれが三つほど出てきちゃいまして……。
その場所は、これから宿泊施設建てる予定だったのですが、
ちょっと待て! っと博物館の館長さんがね……。
んで、次の日から家一戸分くらいの広い土地を六人くらいでいしょくごてで薄く地道に掘っていく作業が始まりました。
夏場なんで汗びっしょりです。
掘っていくと、その場所なんとまぁ土器やら石器やら出てくる出てくる、結局いっぱい出たんで冬雪ふるくらいまで延長で働けてしまいバンバンザイでした。
その場は、昔集落のような感じの文献もなくて結局川があって流されてついた場所がたまたまその場所だったのではないかなってことになりました。
冬になり私は、退職し町のデパートでお菓子の品だしの仕事を一年くらいしたのですが、その後やっぱり夢諦めたくなくて専門学校の願書とか親に内緒で勝手に出しちゃいました。んで、あっさり受かりました。
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