1. 久しぶりの再会

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自分だけ決め顔で写っている写真を見せて、変な顔をしている私の横に並ぶことで自分を引き立てて……。 私だけが拷問にかけられる。 「でも今は全然ですよぉ~彼氏もいないし」 「おっ、これは男性社員が騒ぐんじゃないか?」 「え~~~本当ですかぁ?」 「ダメですよ、狙ったら!」 いつまでもその写真を見せられ、私はみんなの話す声が遠く聞こえた。 もうやめてほしいのに、言えない。 すると三浦さんが聞いてくる。 「2人ともすごく仲がいいのね」 「はい、里子はクラスの中でもお笑い担当だったので、毎日笑わせてもらってました。なので一緒に働けるなんて嬉しいですよ~」 私は全然嬉しくなんてない。 憂鬱なランチの時間はいつもより長く感じた。 終始恥ずかしくて嫌な時間だった。 お会計を済まし、オフィスに向かっていると有紗が話しかけてくる。 「良かったね、里子」 「えっ」 「みんな言ってたよ、安藤さんノリよくってこっちの方がいいって。私のお陰だね♡」
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