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そう言えば中学生の頃にはもう、意中の男の子に『○○ちゃんって誰か好きなヤツいるの?』って訊かれるようになってたな。『○○』に入るのは、もちろん他の女子のもの。間違ってもあたしのじゃない。
あたしの好きになるヒトは、いつもあたしじゃないコが好きなのだ。
別に略奪しようとか、ヒトのものがよく見えるとか、そんなんじゃ全然ないのに。
気付いたらそうなっているのが、希々花の七不思議。
それが今も尚続いてるんだから、もうこりゃ“前世からの業”だと思うしかなかっちゃない?
おぉっと、やばぁい。 つい“素”が出てちゃうとこでしたぁ。
脳内でも気をつけとかなぁ、うっかり実家弁が出ちゃったら大変やもんね!
そんなわけで、『希々花の人生なんて、そんなもん』やってこと、昔からちゃぁんと分かっとるんですぅ。
だって、生まれた時からそうやったんやもん。
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