無限の二人 ~歩く目的~

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「仕方ないし ホテルでも探すか?」 「え?そういうつもり?」 「ビジネスホテルに決まってるだろ」 「いっそのこと旅館とかは?」 「あったとて そこまで歩けるんか?」 「それとこれとは話が別」 「便利な体だな」 「そもそもケータイ使えんの?」 「電波問題みたい ずっと圏外」 「おわった、 この世の終わりだ」 「そんなケータイ依存者でもないだろ」 「旅館の温泉でゆっくりしたかったのに」 「歩いてくれるなら 旅館でもいいよ」 「よし復活! ホテルはスルーで! 旅館はやっぱ海沿いでしょ?」 「海どっちなん?」 「知らん!」 「ひたすら歩くのか」 「さぁ、いくよ! 早く早く」
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