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すがすがしさ――。
張りのある肌――。
密会するたび、ドンレは、男の若さに溺れていった。
それだけ自分が歳をとったということなのか。
ドンレはあらゆる若さに、嫉妬していた。
――かの屋敷から花信が届いた時も……。
煮え湯を飲まされたような、腹立ちを覚えたものだ。
そして――。王の足は、後宮から離れきっている。
王が後宮に寄り付かない。それでは、次位はどうなる?
王には、子がない。
空席を狙い、血気さかんな家臣が、反乱を起こすかもしれない。
男とはそういうもの。隙あらばと、立身出世を狙っている。
このまま、外の人間に王座が奪われてしまったならば、ああ、今ある栄華など、簡単に消え去ってしまうだろうに。
だからこそ、後宮に。王子を……。
一度上り詰めた地位を、ドンレは失いたくなかった。
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